飲み会は行くものと行かないものを見極める

飲み会といっても色々な性質のものがあります。社内の人と行く場合、社外の人を行く場合、仕事がらみの接待、あまり仕事に関係ない懇親会など、メンバーやシチュエーションも様々です。

今回は仕事関係の飲み会とどういうスタンスで付き合うのが良いかを考えます。

仕事でどうしても日々接待しなければいけない人や、立場上日常的に会食が必要という人は対象外です。

そういう人が飲み会をコントロールするためには転職するしかありません。

あくまで普通のビジネスパーソンは飲み会をどう考えるのがいいかという話になります。

大学時代の友達など、完全なプライベートのものも今回の話の対象外ですが、今の時代、仕事とプライベートはかなり混ざってきているので、友達との飲み会にも活かせる部分があるかもしれません。

大原則

飲み会は金銭的にも体力的にもコストが高いです。

普通のサラリーマンであれば8割の飲み会は不要と考えていいです。どんどん断りましょう。そして浮いたお金と時間を別のことに使いましょう。

しかし一部、行ったほうが得をする、得られるものがある飲み会も存在します。

それを見分けるために飲み会で得られるものと失うものをあらためて整理します。

飲み会で失うもの



大体、会社の飲み会だと激安な居酒屋でも1人3,000円くらいはかかります。一般的な価格の店で二次会まで行くと10,000円近くになることも多いです。

月に2回そういう飲み会が発生したとすると年間で24万円かかるということになります。これはかなりに金額です。

安い旅行会社だとハワイ5日間のツアー料金は10万円を切ります。滞在先で多少お金を使うことを考えても、飲み会を全てなくせばハワイに年に2回旅行に行けるということです。

旅行以外で考えてもいいです。24万円あればほしいものはある程度手に入るんじゃないでしょうか。

とても不思議なのですが、ほしい服やPCパーツは数千円レベルのものでも購入前にけっこう悩むのに、サラリーマンは飲み会だとなぜがあっさり1万円使ってしまうのです。

そこら中に居酒屋があっても成り立っているのはそういうお金の使い方をするサラリーマンがけっこういるからでしょうね…。

時間

時間はプライスレスですね。ある意味、お金よりも貴重です。

特にほとんどのサラリーマンは仕事以外に使える時間がかなり少ないです。

その少ない時間で自分の好きなことをしたり、リラックスの時間を確保したり、勉強したりしなくてはいけません。

それを削られるというのは非常に痛手です。

相手との適度な距離感

これは失うものとしてあまり意識されていませんが、ビジネスにおいては意外に致命的だと思っています。

定期的にグダグタ飲んでいると仲良くはなれます。ただ、仲良くなりすぎてビジネスシーンで言うべきこと(特にネガティブなこと)が言えなくなったりします。

あくまで仕事関係で飲む人は仕事を通して付き合っていく人ですので、ぶつからないといけない場合もあれば、批判をしたり、されたりしないといけない場合もあります。

その時に距離感が近すぎると正しい行動が取れなくなってしまいます。

規則正しい生活

実はこれが失うものとしては一番大きいです。

規則正しい生活、所謂ルーティンと呼ばれているものは大きな成果を出すためには必要不可欠なものです。

飲み会が入ると、そのルーティンが崩されます。当日の夜はルーティーンための時間がなくなり、終了時間次第では翌日の朝の時間も取られます。

朝、起きられたとしても、睡眠時間が削られたり、アルコールが残っていたりすると、通常時のようなパフォーマンスは期待できないでしょう。

また、お酒の量によっては翌日以降にも影響をおよぼし、それを立て直すのに数日かかる場合もあります。

飲み会で得られるもの

失うものばかり並べてきましたが、ここからは得られるものです。

普段接しない人との交流

お互い顔を知っているだけ、少しでも話したことがあるだけでも、別の機会に一緒に仕事をする場合や、何かを依頼する時に初対面の場合よりもスムーズに話を進めることができます。

他部署の情報、他企業の情報

バックボーンの違う人とコミュニケーションをとることで、日常の生活や仕事では得られない情報を得ることができます。

自分の世界を広げるためには重要な情報となります。

こぼれ話

アルコールやラフな雰囲気の影響で会議室でも話せないこぼれ情報が出ることがあります。これも普段仕事をしている中では得ることが難しい情報です。

相手のビジネスでは見せない側面を知る

仕事だけでその人を理解するのは難しいです。特に好き嫌いや本音、どういう性格の人かというような事はくだけた雰囲気のほうが理解しやすい、見極めやすいです。

仕事中はそういう感情的な部分を表に出さない人が多いからです。

以上のようなものを得られるように飲み会を活用するにどのような点に注意すべでしょうか。 3つのポイントにまとめました。

注意するポイント① 人を選ぶ

まず第一に単純に、会ってみたい人、話してみたい人がいる飲み会に行きましょう。

できれば自分と異なる属性の人ほうが良いです。例えば、下記のような人です。 - 年が離れている人 - 職種が異なる人 - 業種が異なる人

怖い人、面倒な人、飲み会に来ないと付き合いが悪いとかいう人とは行かなくていいです。どうせそんな人は出世しませんので気づけばいなくなっている可能性が高いです。付き合っても自分にプラスになることはありません。

権力者(いい人も悪い人も含む)は悩ましいですね…。基本権力者というだけで行く必要はないと思いますが、社内で出世したいとか、仕事のために戦略的に付き合うと割り切って行くならありです。

逆に、この人の特性はもう大体わかったという人、既に色々情報交換をしたという人とは行く必要がありません。

仲のいいメンバーでよく飲みに行くという人は多いかもしれませんが、同じ人と頻繁に行くのは避けましょう。

単純に楽しいから話したいということであれば完全に娯楽としてどんどん行っていいですが、飲み会で何かを得ようとするのであれば同じ人と何度も行くのはコスパが悪いです。

注意するポイント② モードを明確に

懇親なのか、情報収集なのか、ビジネスの話なのかによって酒量や立ち振舞を調整しましょう。

どのモードでも基本的には聞き役に回るのがいいです。愚痴や自慢話をたくさん聞かないといけませんが愚痴にもけっこう情報が入っています。馬鹿にできません。

酒量については懇親が目的の場合は少し多めに、情報交換やビジネスの話をする場合は少なめにしておきましょう。

注意するポイント③ 切り上げ方

二次会がある飲み会はけっこう多いですが、最後までいても得るものはありません。

だらだら飲んでいるとだいたい同じ話の繰り返しになりますし、人によっては愚痴の割合が増えてきます。

最後までいる奴が可愛がられるという話もありますが、そうでもありません。そもそもそんなことで人の評価を上げる人から評価されてもあまりプラスには働かないでしょう。

飲み会を断るからあいつは付き合いが悪いとか言う人も同じです。本当についていくべき人、コミュニケーションを取るべき人は飲み会を断ったくらいでそんなことは言いません。

不必要な飲み会の断り方

いらない飲み会は勇気を振り絞ってさくっと断りましょう。

断り続けることで、ちょっとこのあと行こう的な飲み会には来ない奴だというキャラを確立できます。

そうなるとそもそも声をかけられなくなるので、かなり楽になります。

飲み会の代替としてのランチ

代替案といいつつ奥義であり、ベストプラクティスかもしれません。

お酒が入ると建設的な会話や議論は難しくなりますし、ランチであれば時間制限もはっきりしていて効率的です。

夜よりもエネルギーが残っているので、どんな話をするにしても夜よりも生産性が高くなる可能性が高いです。

まとめ

ほとんどの飲み会は得られるものよりも失うもののほうが大きいです。

参加するものをうまく厳選して、有効利用すれば、仕事もプライベートも充実させることができます。